小林陵侑選手の総合優勝はもっとクローズアップされるべきニュース

現在、スキージャンプのワールドカップが開催されており男子は残り5戦を残して小林陵侑選手が日本人で初めて総合優勝という快挙を成し遂げました。先週末行われた個人第23戦では5位という結果だったのですが、総合2位のストッフ選手が13位ということでポイント差などで優勝が決まりました。

小林選手は23戦中11勝を挙げており、その中で年末年始に行われたジャンプ週間でも全戦全勝とこれまた日本人では初めての快挙となり話題となりました。残念ながら世界選手権ではノーマルヒルでは惜しくも4位となり期待されていたラージヒルでは1回目首位につけていたにも関わらず、雪と風で信じられないような状況となってしまいまさかの14位という結果に終わってしまいましたが、しっかりと切り替えて総合優勝を勝ち取りました。

オリンピックや世界選手権などの1発勝負で勝つということも難しいことですが、年間を通して毎週のようにあるワールドカップでは様々な形状のジャンプ台など条件が違う中で勝ち続け総合優勝者に輝くというのはスキージャンパーの間では価値があると言われています。

年間を通して闘い続けるためにはメンタル面も体調面も必要となってきます。昨年はワールドカップの順位が最高6位、平昌オリンピックでも最高が7位だったことを考えるといかに今シーズン急成長したことが分かります。岩手県出身の小林選手は「いわてスーパーキッズ」という岩手県の事業で運動神経の良い子供たちが集まって発掘する育成事業の1期生だったそうです。

小さいころから様々なスポーツに取り組んできたそうで、その事業での初めてのオリンピック選手なのだそうです。元々の身体能力の高さや体格、小さいころにやってきた経験が活かされて今回のワールドカップ総合優勝という大きな結果をもたらしたのかもしれません。

これまでのワールドカップの総合優勝者はウインタースポーツが盛んな欧米勢ばかりということで欧米勢以外での初の優勝者となりました。まだ22歳と若いのでこれから総合優勝の連覇やオリンピックや世界選手権を制する日がくるかもしれません。

それなのに日本ではこのニュースは大きく報道されていないのが少し残念です。もっともっとクローズアップされるべきニュースだと思いましたし、女子のスキージャンプのように男子の方も有料放送だけではなくBS・NHKで生中継してくれればもっとスキージャンプの人気が広がるのになと思ってしまいました。